「含鉄泉」って何?

鉄分を多く含んでおり、空気に触れると不透明な黄色(褐色)になります。特徴を一言で言うなら、「婦人の湯」といったところです。
鉄分を含有するため、飲用温泉としては胃酸の分泌を高め、鉄の吸収を高めることから、貧血症には抜群の効果がありますが、
基本的には、禁止の方がいいとされています。

浴用(湯船に浸かる用)ではよく温まるため、リウマチ症疾患、更年期障害、子宮発育不全、慢性湿疹、苔癬(たいせん)等に効果があります。
また、造血作用が促進され、貧血、腎臓病、胃腸、筋・関節痛、慢性皮膚炎、更年期障害、月経障害、子宝の湯等の効果がありますが、
強酸性の鉄泉は「乾燥肌」の人には向きません。

「一番風呂」なのに油が浮いているのはなぜ?

油は元々昔の植物等が時間をかけて変化したものです。
温泉の源泉は堆積岩に起源するものなので、地上の浸食作用で泥や砂が積もる際に植物も一緒に押し流された結果、源泉と一緒に微量に出ています。
簡単に言えば「本物の源泉である証拠」になるものです。
清掃の際に出る洗剤の残りや、機械の油漏れといったトラブルではなく、硫黄泉で言う「湯の華」に近いものと言っても過言ではありません。

含鉄泉

刺激が強い温泉に入ったら、最後にかけ湯を忘れずに!

温泉に入った後はかけ湯をした方が良いそうです。
刺激が強い温泉に入った場合、肌が弱い人は身体が痒くなったり、ただれてしまったりすることがあるので、出る前は刺激の弱い温泉に入り直すか、刺激が少ない泉質の温泉でかけ湯をすると良いと言われています。

掛け湯

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